ルリユールという製本の装幀技術があることをご存知でしょうか。
フランス語でreliure。
羊皮などの革に文字やラインを掘り込み、金や銀の箔などを用いたりして美しく装飾します。
17世紀には確立していた技術のようです。
紙が貴重だった時代のこと。
大切に本を守る役割もあったのでしょうね。
昔の貴族たちはお抱えのルリユール職人に自宅のすべての本の装幀を任せていたと言われています。
家紋のような紋章を入れたりして製本させることもありました。
そして天井の高い壁面の一部を、それらの本で埋め尽くすのです。
壮観ですよね。
デジタル化が進んだ今でも、欧米のある一定以上の階級のお宅には、必ず書斎があります(日本でもそうですが)。
リビングの一角にも本棚があり、価値の高い本が捨てられることはありません。
彼らにとって「本」は大切な財産の一部だからです。
よそ様の家にお邪魔したとき、実はわたしが一番気になるのが、この「本棚」です。
あちこちきょろきょろして室内の様子やセンスの良し悪しを値踏みしたりするのは大変失礼なことですので、できるだけ視線を動かさないように気をつけてはいますが…。
たまたまその家の「本棚」に出くわしたときは、心の中で一礼してから拝見させていただくようにしています。
住人の頭の中を覗き見るようなものですからね。
本棚に並ぶ本を見れば、どんなことを考えて、何に興味を持って生きているのかが丸わかり。
知的レベルも一目瞭然です。
意外な一面を垣間見ることもあって、そこから話が弾んだりもします。
あなたの本棚にはどんなものがありますか?
たまに、すっかり飾り棚と化してしまって、一冊の本も見当たらないお宅もありますが…。
話を戻しましょう。
ルリユールの技術に興味があって、実は学ぶことを検討したことがありました。
子育てが疎かになるのが嫌で断念しましたが、代わりに少しずつ蒐集してきたものがあります。
活版印刷用の活字です。
また活字か....
と呆れた声が聴こえてきそうですが(^^;)
はい、そうです。
一文字ずつアルファベットを拾って単語に組み、刻印したりして愉しみます。
長くなるのでこの話題はまたの機会に。
いつかカルトナージュに使ってみたいなぁとずーっと前から考えていました。
その時がきたらお披露目いたしますね。
by belledelune
| 2023-01-22 22:45
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